特定の方へのレスではないのですが、作品を色々読んでいて感じた点があったので一言。

みなさん自分なりの個性を出そうとして、表現技法についてかなりこだわっています。その
思いは伝わります。
ただ、描写・表現というものは、詳しければ詳しいほど良いというものでもないんです。

ちょっと料理で例えてみます。話の核となるアイディアが素材、アイディアを組み立て話を
構成する作業が調理法だとすると、描写や表現は味付けのための調味料です。
いくらスパイスを使えばおいしくなるからって、一瓶丸ごと入れたりしたら、大変なことに
なっちゃいますよね。

同じことが小説にも言えます。
人物の内面や状況についての過度な描写は、読み手にとって苦痛なんです。伝えたいことが
逆に伝わらなくなってしまうんです。

「小説にとって大事なのは、無駄なものを省くこと」
一流の作家さんたちは、口を揃えてこう言います。
十の文を百にすることは簡単だけど、逆はとても難しい。実際に文章を書いているみなさん
なら、分かりますよね。

必要なものは残し、不要なものは思い切って捨てる勇気。
これを身に付ければ、あなたの作品はさらに良いものになると思いますよ。