ボードゲームと数学の決定的な違いは、ボードゲームでは目的(相手に勝つこと)と手段(ルール)が定められていること
しかもボードゲームのルールは制限が強く、極めて狭い範囲の手段であるということ
一方、数学の手段(数学理論、数学的手法)は定められておらず、これからも拡大し続けるだろう
ZFC集合論を数学の範囲と定めればいいじゃないか、という反論もあるかもしれない
だが、その気になればZFCは、いやそれよりも遥かに狭いペアノ算術ですら、
(形式化された)自然言語さえ表現し得る極めて広範な言語であることを忘れてはいけない
a∈Aという単純な構成要素だけで幾何学も理論物理学も表現しているのが数学である

囲碁やチェスのAIを根拠として、俺が現時点で精一杯の希望的観測を述べるとこうなる
「例えば、人間が予想した整数論の命題を、ペアノ算術のある部分体系の範囲内でAIに証明を生成、または反例を構成させるようになるだろう」