つづき
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8E%E5%95%8F%E9%A1%8C
ニュートリノ振動の発見による解決 詳細は「ニュートリノ振動」を参照
太陽ニュートリノ問題は改良されたニュートリノの特性についての理解によって解決された。素粒子物理学の標準理論によれば、三種類の異なるニュートリノがある。

・電子ニュートリノ (太陽で生み出されるもので、Homestake等の実験で観測されたもの),
・ミューニュートリノ
・タウニュートリノ

1968年にはブルーノ・ポンテコルボがもしニュートリノが質量を持つなら、その種類を別のものに変化させることができることを示した。[note 1]
したがって、太陽からの「失われた」電子ニュートリノは地球への道のりで他の種類に変化しため、電子ニュートリノしか検出できない Homestake 鉱山や同時代のニュートリノ観測所の検出器では見つけられなかった可能性が残った。

1987年、超新星 1987AからのニュートリノがカミオカンデとIMBで検出された。しかしながら、検出数が非常にわずかであったため、確実性を持って何らかの結論を導くのは困難だった。[note 2]

1998年、ニュートリノ振動の最初の強力な証拠が日本のスーパーカミオカンデの共同研究によってもたらされた。
ミューオンニュートリノ(宇宙線によって上層の大気で生成される)がタウニュートリノに変化すると考えれば矛盾しない観測結果が得られた。
そして、この観測では地球の大気と宇宙線の相互作用からくるミューオンニュートリノのみに着目していた。タウニュートリノはスーパーカミオカンデでは観測されない。

2001年になると、太陽ニュートリノ振動の説得力のある証拠がカナダのサドベリー・ニュートリノ天文台 (SNO)によってもたらされた。
SNOでは太陽から来るすべての種類のニュートリノを検出し、重水を検出媒体に用いることで電子ニュートリノと他の2つのフレーバーとを区別することができた(ミューとタウのフレーバーは区別できない)。
広範囲にわたる統計解析ののち、太陽から届くニュートリノの約35%が電子ニュートリノでその他がミューまたはタウニュートリノであることがわかった。
検出されたニュートリノの全数は、以前の太陽内部の核融合反応に基づく原子核物理学の予測と非常によく一致した。