>>1の文章題で3個×5皿(または5皿×3個)になるというのは、自然な発想でその通りだと思う。
「個と皿をかけるってどういうこと?」(←整理してある)という疑問は、かけ算習熟途上でよく出る。
今に始まったことではなく、洋算を始めた明治の御代からある、かけ算学習の関門の一つだろう。

明治期のある教科書の工夫では「5円を7人に与えると何円?は5円×7で、5円×7人ではない」と明記している。
ベースとして「学習初期は立式を名数×無名数に持ち込んでおけ」という工夫があるのね。今も用いている工夫だ。
(無名数×名数でもいいんだが、その話も混ぜると無駄に長くなるんで省く。要はサンプルは統一してあればいい。)

でまあ、通貨の円ってのは円助数詞と特別扱いすることもあるもので、単なる個数、助数詞じゃない。
「3円ずつ3円分はいくら?」なんてのが単純には意味不明なことでも明らかだろう。
円は単位か単位に近いもので、極めて身近でもあるしね。名数のサンプルとして好都合だ。
その円の5円と比べて人数の7人なんだよね。こっちを無名数化しなさいってことになる。7人ではなく7だ。

こうすると、5円玉(昔は紙幣だったろう)を7つという発想を引き出しやすい。円を無名数化してもうまくいかない。
求めたい答は「何円なのか?」だからね。だから、求めたい答の単位、助数詞は残しておく。
何せ、かけ算の式作るのでもいっぱいいっぱいの段階だからな。さらに順序付けとくという工夫も有効だ。

まず求めたい答の単位、助数詞の値を探してメモっとこう。それがいくつ必要なのかを探してみよう。まあ、かけ算になる場合だけどね。
(ひとつ分)×(いくつ分)とほぼ同じだ。あんま変わってないのよ、初学者に分かるようなかけ算入門って。
明治初期なんて、洋算を教えられる人自体が少なかったしね。少し分かっただけ人が後進に教えたりもしたわけ。
今でも何十人に教師1人。家庭教師のようにはやれない。生徒同士で勉強もする。簡単な入門法は必須だよね。