(>>10の続き)
すると、1変数zの2次方程式f(ω,z)=z^2−2z−ω=0の根zはz=1±√(1+ω)となる。ここで、f(ω,z)の2つの根を
z_1=1+√(1+ω)、z_2=1−√(1+ω)とおく。i=1,2を任意に取る。すると、f(ω,z)の根z=z_iはzが満たす2つの条件
�@、�Aを両方共に満たすから、z_iは|z_i|≦5/4…�@'、|ω|≦(5/4)・|z_i−2|…�A'を両方共に満たす。
(1)、i=1とする。�@'から|z_1|≦5/4だから、|1+√(1+ω)|≦5/4である。また、根号の定義に注意すると、
z_1=1+√(1+ω)について|1+√(1+ω)|>0である。よって、1≦(5/4)・(1/|1+√(1+ω)|)であり、右辺を
整理すると、1≦(5/4)・(|z_2|/|ω|)となる。従って、4/5≦|z_2|/|ω|を得る。i=2とすると、�A'から|z_2|≦5/4
だから、4/5≦|z_2|/|ω|≦(5/4)・(1/|ω|)であり、|ω|≦(5/4)^2=25/16を得る。
(2)、i=2とする。�@'から|z_2|≦5/4だから、|1−√(1+ω)|≦5/4である。
(2-1):ω≠0とする。このとき根号の定義に注意すると、z_2について|1−√(1+ω)|>0だから、
(1)と同様に考えると、|ω|≦25/16を得る。
(2-2):ω=0とすると、元のzの2次方程式f(ω,z)=z^2−2z−ω=0はf(0,z)=z^2−2z=0となり、
f(0,z)の根はz=0、2となり、根z_1はz_1=2、根z_2はz_2=0となる。よって、z_1=2から|z_1|>5/4となる。
しかし、�@'からz_1は|z_1|≦5/4を満たすから、|z_1|>5/4は|z_1|≦5/4に反する。よって、ω=0により定まる
1変数zの2次方程式f(0,z)=0の根z_1が満たすべき条件|z_1|≦5/4を満たさないことになる。従って、ω≠0となる。
(2-1)、(2-2)から、z=z_2とすると、ωが満たす十分な条件はω≠0、|ω|≦25/16が両方共に成り立つことである。