30講シリーズは、訳者自身の理解や説明の深さは正直な所通り一遍で
大したことないけど、初学者への配慮はかなり行き届いてるという感じ。

1 微分・積分30講
たしか三角関数もし数・大数も知らん中学2年くらいのときに読めた覚えがある。
数学のできる中学生・高校一年くらい向けの本としては案外名著だと思う。

2 線形代数30講
本当はあまり内容多くないはずの線形代数を
鶴亀算とか連立方程式を題材に長々と説明しているイメージ。
でも俺が行列式の「多重線形で交代性を持つ」という特徴付けを最初に学んだのはこの本だが。
個人的には伊吹山知義「線形代数学」が好き。

3 集合への30講
高校の頃読んで集合に興味を持つきっかけになった。
強制法+αくらいまで公理的集合論勉強した今から思うと
だいぶ集合論に対する勝手なイメージみたいなものがある気がするが、読ませる本ではある。

4 位相への30講
最初に位相を学んだのはやはりこの本。「遠い、近い」という感覚を形式化したものだ、
という説明はイマイチな気もするけど、最初の本としてはuser-friendlyだと思う。
森毅の「位相のこころ」の方が内容は深いけど、その代わりかなり読みにくい。
(森のこの本は関数解析とか線形位相空間論とか知らんと
何が言いたいのか分からないところが多い気がする。)