定理2.1.7 L が体 K の有限次代数拡大体であれば, K の上の適当な有
限変数の多項式環 K[x_1,…, x_n] とその極大イ デ ア ル m と に よ り, L は体
K[x_1,…, x_n]/m と K 同型になる, m の生成元 f_1,…, f_n(n 個) を次のよう
にえらぶことができる:
( i ) f_i∈K[x_1,…, x_i] でf_iはx_iについてモニック.
( ii ) f_1,…, f_(i-1) で生成した K[x_1,…,x_(i-1)]のイデアル m_(i-1)は極大イデ
アルであって, 体 L_i=K[x_1,…,x_(i-1)]/m_(i-1) における x_jの剰余類を a_j と
すれば, 各f_i(a_1, …,a_i(-1),x_j) は L_i上既約多項式である.
[証明]L=K(b_1.…,b_n)となる元b_1.…,b_nがある. b_1のK上の最小多項式f_1(x_1)
をとる. 一般に, f_i=f_i(x_1,…,x_i)は, b_iのK(b_1,…,b_(i-1))の上の最小多項式g_i(x)
をとり, xをx_iに, g_iの係数に現れる各 b_j を x_jにおきかえて得られる多項式と
する (f_i は, x_iについてモニック, f_i(b_1,…b_(i-1),x_i) がb_i の(L^*)_i =K( b_1,…,b_(i-1))
上の最小多項式であるもの といえばよい). そうすると, K[x_1,…x_i]/m_iをK[a_1,…,
a_(i-1)][x_i]の準同型と考えれば, その核は f_i( a_1,…,a_(i-1),x_i) で生成されたイデアル
である. したがって, iについての帰納法で, K[a_1,…,a_(i-1)]は体であり, K[a_1,…,a_i]
とK[b_1.…,b_i]とが K同型(a_i→b_i)であることを知る.   (証明終)
写しました。