どんな形式体系ZFCでも(古典論理上ならば)その内部では、すべての命題φは
1、真である
2、偽である
のいずれかである。つまり排中律が成り立つ。
しかしすべての命題について1なのか2なのか我々人類が知ることができる訳ではない。

形式体系ZFCを外側から見たメタレベルでは
1、φが証明可能である
2、φの否定が証明可能である
3、φは独立である
4、ZFCが矛盾している
のいずれかである。
ここで注意しなければならないのは、
メタレベルでの排中律を仮定しているということである。
だからすべての命題について1から4の内どれなのか我々人類が知ることができる訳ではないのだ。

メタレベルを形式化して外側から見たスーパーメタレベルでは
1、「ZFCでφが証明可能」が証明可能か証明不可能か?
2、「ZFCでφが証明不可能」が証明可能か証明不可能か?
3、「ZFCで¬φが証明可能」が証明可能か証明不可能か?
4、「ZFCで¬φが証明不可能」が証明可能か証明不可能か?
のすべての組み合わせ、つまり 2^4=16 通りが考えられる。
ここにスーパーメタレベルでの排中律が必要であることは言うまでもない。

もう一つレベルを上げれば 2^16 通り、さらに上げれば 2^{2^16} 通りということになる。