雑談はここに書け!【45】
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0099132人目の素数さん
2012/06/22(金) 12:05:28.81岸 博幸 [慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授]
違法ダウンロード刑罰化を巡る非常識
それを補うべく、違法ダウンロードに刑事罰を導入する著作権法改正法案が6月20日に成立しました。
その前日に開催された参議院での参考人質疑に私も呼ばれて意見陳述してきましたが、そこでの議論を聞いていて様々な違和感を持たざるを得ませんでした。
私は違法ダウンロード刑罰化に賛成ですが、価値あるコンテンツを作った人が正当に報われるようにすべきという点に尽きます。
ネットの普及と反比例する形で1998年以降音楽の売上が継続的に減少していること、2010年時点で違法ダウンロードは正規ダウンロードの10倍もあった(レコード協会調査)などの事実を踏まえると、やはり違法ダウンロードの蔓延が大きく影響していることは明らかです。
ネット上にもっと多様な価値観やビジネスモデルが現れて然るべきですし、日本のベンチャー企業がそれを牽引すべきですが、違法ダウンロードがこれだけ多い歪んだ市場では困難と言わざるを得ません。
ユーザがそのコンテンツが違法であることを認識しながら行う違法ダウンロードは、本来有償のものをタダで入手することに他ならず、リアルの世界で言えば万引きか窃盗物譲渡と同じです。
反対意見に共通する“ネットは特別”という価値観
“ネットはリアルの世界とは異なるので、それとは違う常識を前提とすべきだ”と言っているに等しいのではないでしょうか。
“ネット利用を萎縮させる”とよく言われますが、違法行為のためのネット利用はどんどん萎縮させて問題ないのではないでしょうか。
“私的領域”という言葉もよく使われますが、ネット上の私的領域とは何でしょうか。
ソーシャルメディアが普及する中であらゆる情報を共有するのが当たり前になりつつある中では、ネット上では私的領域は逆にどんどん小さくなっていると考えるべきではないでしょうか。
要は、ネット上ではその基本原則を破ってもいいんだと考えるのは論外だと思います。
そう考えると、どうもネット寄りの立場の人や、逆にネットのことはよく分からないけど人権を重視する法曹関係者の方は、“ネットは特別な場所である”と考える中で、無意識のうちにそういう当たり前の部分を捨象してしまっているのかな
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