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>見える対称性と隠れた対称性

AdS/CFT 双対性がホットだそうな
http://www.h7.dion.ne.jp/~natsuume/ads-cft.html
超弦理論の応用---物理諸分野でのAdS/CFT双対性の使い方(仮) : 04/23/2012
(抜粋)
本書は、超弦理論の AdS/CFT 双対性の「応用」についての教科書です。AdS/CFT は、ある意味、素粒子物理でもっとも活発に議論された考えだと言って差しつかえないでしょう。
AdS/CFT は大きく以下の2種類に分けられますが、それぞれ以下のような同等性を主張します。

(1)温度ゼロの場合:
(4次元時空の)強結合ゲージ理論 =(5次元の)AdS(反ド・ジッター)時空上の重力理論
AdS/CFT は4次元の物理と5次元の物理が対応すると主張しています。このような事情から、AdS/CFT はしばしばホログラフィック理論とも呼ばれます。
通常のホログラムが2次元面に3次元の映像を記録しているように、4次元の理論で5次元の理論があらわされるからです。

(2)有限温度の場合:
有限温度の強結合ゲージ理論 = AdS 時空中のブラックホール
ブラックホールが出てくる基本的な理由は、ブラックホールも有限温度系だからです。ホーキング放射という現象により、ブラックホールも温度という概念をもちます。

本書は基本的にこの有限温度の場合をあつかい、AdS/CFT による非平衡現象の解析を目的としています。
AdS/CFT は素粒子論の枠を超えて議論されてきています。
と言うのも、AdS/CFT は、(通常解析が困難な)強結合のゲージ理論が曲がった時空を使って解析できると主張するからです。
応用分野としては、QCD、原子核物理(クォーク・グルーオン・プラズマなど) 物性論 流体力学(非平衡統計力学) などが挙げられます。
 この応用については、2006年以来「超弦理論の解説記事」や「レクチャーノート」などで多数書いてきました。
しかし、さまざまな記事があってどれをどう読めばいいのか読者にわかりにくくなってしまい、また枚数の都合で十分に書けなかったことも多数ありました。
そこで、今回サイエンス社からお話をいただき教科書としてまとめることになりました。幅広い読者層を考え、基礎知識(ブラックホール、超弦理論、非平衡統計力学など)からていねいにまとめました。