>>371
つづき

さて、可解性を考えると、べき根による拡大との関係が問題になる
(べき根による拡大で問題のαが導けるか?)

べき根による拡大とは?
x^p=a (aは有理数。pは素数とする)
を考える
x=α=a^(1/p) (aの1/p乗で、p乗根と考えてください)
このガロア群を考えてみると、共役根も考えないといけないので、当然1の原始p乗根ωpが出てくる
(草場公邦 P141ご参照)

で、基礎体をQ(ωp)(=1の原始p乗根ωpを添加した体)に選ぶと、このガロア群はp次の巡回群になる
根が、α、αωp、・・・、αωp^(p-1) のp個の根の入れ替えなので、αをα、αωp、・・・、αωp^(p-1) のどれかに写す(恒等写像含む)という写像で尽くされる

では、逆に1の原始p乗根ωpを添加した体で、ガロア群がp次の巡回群のとき、体はべき根拡大か?
これは成り立つ。(草場公邦 P143ご参照)

このとき本質的に使われるのが、ラグランジュの分解式なのだ
ラグランジュの分解式をつかって、ある拡大体の要素のp乗が基礎体Q(ωp)になるものを構成する。そうして、べき根拡大なることをいう