>>753
線形変換 f:V →U
は,VとUにそれぞれ基底(なんでもいい)を定めるとfの表現行列が対角行列になるとき
「fは対角化可能」と言う.

「行列が対角化可能」という概念を少しだけ一般化したものだと考えれば良い.

任意の正方行列はある線形変換R^n→R^nを表していると考えられる.この行列をAとし,Aが表す線形変換
R^n→R^nをaとするとき,

「行列Aが対角化可能」 ⇔ 「線形写像 a が対角化可能」

であることは良いか.これによって
「対角化可能な線形変換の例」
「対角化不可能な線形変換の例」
を,正方行列から容易に得られるであろう.すなわち,2×2実行列を例に取れば

「可能な例」は det(A) ≠0 かつ全ての固有値が実数である任意の行列から得られるし
「不可能な例」は固有値が実数とならない行列,例えば回転行列から得られる.