命題
C と D と E を圏とする。
F:C → D、G:C → D、H:D → E を関手とする。
H は充満忠実(代数的整数論017の403)であるとする。
τ:HF → HG を自然変換とする。
このとき自然変換 σ:F → G あり τ = Hσ(代数的整数論018の119)となる。

証明
各 X ∈ C に対して射 τ_X:HF(X) → HG(X) がある。
H は充満忠実だから τ_X = H(σ_X) となる射 σ_X:F(X) → G(X) が一意に存在する。

X → Y を C の射とする。
τ:HF → HG は自然変換だから次の図式は可換である。

HF(X) → HG(X)
↓     ↓
HF(Y) → HG(Y)

H は充満忠実だから次の図式は可換である。

F(X) → G(X)
↓     ↓
F(Y) → G(Y)

よって、σ:F → G は自然変換である。
各 X ∈ C に対して τ_X = H(σ_X) であるから τ = Hσ である。
証明終