命題
C をアーベル圏(代数的整数論019の533)とする。
次の列を分解(>>315)する完全列(代数的整数論019の651)とする。

     f    q
0 → X → Z → Y → 0

このとき p:Z → X と g:Y → Z があり fp + gq = 1_Z となる。

証明
>>339より f は断面(>>295)である。
よって、pf = 1_X となる p:Z → X がある。
h:K → Z を p の核(代数的整数論017の794)とする。
>>313の証明より r:Z → K があり
rh = 1_K、1_Z = fp + hr となり、(f, h、Z) は X と K の直和(>>297)である。
代数的整数論019の520より rf = 0 である。
よって、>>344より次の列は完全である。

      f   r
0 → X → Z → K → 0

よって、r:Z → K は f:X → Z の余核(代数的整数論019の506)である。
q:Z → Y も f:X → Z の余核であるから同型 s:Y → K で r = sq となるものが一意に存在する。
g = hs とおく。
g:Y → Z である。
1_Z = fp + hr = fp + hsq = fp + gq
証明終