統計学のための線形代数
原書名:Matrix Analysis for Statistics,Second Edition(Schott,James R.)

Schott,James R.【著】 豊田 秀樹【編訳】 朝倉書店 (2011/09/20 出版)
564p / 21cm / A5判 価格: ¥9,240 (税込)

(本書まえがきより)
  本書は,James, R. Schottによって2005年に Wiley Series in Probability and Statistics
から著された Matrix Analysis for Statistics の第2版の全訳である。
線形代数は理科系の学部の初年度に必修で開講されることが多く,(中略)
統計学も例外ではなく,多変数の内容を学習しようとすると線形代数の知識は必須のものとなる。
ところが中級レベル以上の学習をしようとすると,一般的な教科書で解説されている線形代数の
内容だけでは十分ではない。

統計学ではできあがっている線形代数を利用して記述されているばかりではなく,
統計学の記述をするために進歩した線形代数の領域があるためである。
編訳者らが原著の全訳に着手したのは,中級レベル以上の統計学を学習するための線形代数を解説した
日本語の教科書が十分用意されているとはいえない現状を鑑みたためである。

  原著は456頁の教科書であるが,500問を超える回答のない練習問題が章末に用意されていた。
我々は本文の翻訳に1年,練習問題の略解に1年費やしたので,
(中略)
略解を通じた内容自体が学術的記述として優れていると感じたからである。
(中略)
我が国における多変量統計の学習に,本書がほんの少しでも寄与できることを,
訳者一同とともに切に願って筆を置くものである。

1 線形代数の基礎    .  .2 ベクトル空間
3 固有値と固有ベクトル .  4 行列の因数分解と行列ノルム
5 一般逆行列    .  .   6 連立線形方程式
7 分割行列           8 特別な行列と行列の演算
9 行列の微分と関連事項. .10 2次形式と統計学の関わり