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私見を述べると、フェルマーの時代には未だに『厳密な証明という概念』
そのものが確立されていなかった訳で、従って特に:
★★★「何が難しくて何が簡単なのかという判定基準はそもそも存在しなかった」★★★
という事にナリマスよね。加えて楕円曲線とかモジュラリティとかの概
念も当然に存在しなかったから、だからもし現在の(谷山志村を経由す
る)証明があった筈は無い訳です。でもだからと言って『当時の段階で
将来に厳密となり得る証明が絶対に存在しなかったという証明も現状で
は不可能』な訳です。そもそも当時に「(厳密な)証明が重要である」
という認識はまだ到底無かったでしょう。

ソレはさて置き、このフェルマーの価値は余りにも膨大で:
1.ソレを解こうとする努力の過程で数学が格段に進歩した。
2.特に谷山志村という理解に及んで新しい数学の世界観が提示された。
3.その結果としてもはやFLO自身の価値を凌駕してしまった。
という信じ難い貢献を数学は受けた訳です。流石にヴェイユが言った通
りで、正に『良い問題は数学を正しい方向へと導く』という事でしょう。

最後にナリマスが:
★★★『数学というのには「唯単に使う」という立場の人も
       居る訳で、従って「全ての人達が理解するべき」とい
           うのは誤りですね。そういう人達の貢献は別の場所。』★★★
という事だと私は考えます。つまり「理解したくない人は理解の必要は
無い」という事です。そんな事は当たり前ですけど。

猫