インドは木綿の原産地といわれ、綿布は古くからインドの主要輸出品であり、

ヴァスコ・ダ・ガマに始まるヨーロッパ人来航後も変わらなかった。

インド綿布はルネサンス時代にヨーロッパにもたらされたが、その軽さ、手触りの柔らかさ、あたたかさ、染めやすさなどによって爆発的な人気をよび、
17世紀以後インドに進出したイギリス東インド会社はこの貿易によって莫大な利潤を得た。

カリカット港から輸出された綿布は特に良質で、この積出港の名がなまってキャラコとよばれた。

この綿織物を国内で安く大量に作りたいという動機が、

イギリスの発明家ジョン・ケイの飛び杼にはじまる技術革新を促し、産業革命の興起を招くこととなる。