あ! 分かった!
彼女はそう言ったが なぜが彼は驚いた

まずは、この式を解かなきゃ!

はい? 雅弘は全く意味がわからなかった。

よく見て?
このページ この暗号の下に小さな数式が書いてあるじゃない? まずはそれから解かなきゃいけないのよ

彼が驚いたのも無理はない。
それはページの中、つまり 紙と紙のあいだに小さく書いてあったのである。

そこにはこう記されていた。

「αは実数とする。
α-(1/2)=t^2 (tは定数)
のとき、
α^2+5α-6=0を満たすようなαの値を求めよ。」

雅弘にはさっぱり分からなかった。ただ、夏海は机の上に置いてあった鉛筆と破れていた紙切れに数式を記していった。