>>96
貸し渋りについても、誤解がある。
中小も含めて、企業の持っている金融資産は増えてる。ただ、企業もそれを使わずに
貯めている傾向が強まってる。

これは、企業間信用(企業の間のやり取りは、物を渡し時にすぐに現金が支払われる
わけではなく、物を渡してから現金が入るまでに時間差があるので。その間を手形など
でまかなうけど、途中の企業がつぶれると、連鎖的に取引のある企業が巻き込まれる)
に対する不安があるので、現金を持ちたいという傾向が企業に生まれたから。

そのため、銀行の貸し渋りについては、貸し渋ってるのではなくて借りて
くれないので貸せなくなってるという指摘がる。
銀行は、貸す先がないので国債を買っているという面もある。

循環については
銀行は預金を運用して利益を上げないといけないが、貸し先(投資先)がない。
理由は企業が将来の収益が見込めないので投資などをしない(銀行から借りない)から。

なんで、企業が将来の収益を見込めないかというと、家計が消費しないから。

家計は何で消費しないかというと、企業の収益が見込めなくて賃金などに不安があるから。

つまり、消費に回る比率と投資に回る比率のバランスが崩れて、悪循環しているんだね。

逆に、預金が無くても、将来収益があると思って、借金して消費するようなら景気は上向く。
日本の高度経済成長なんて、企業が巨額の借金をした。ただし、実際に経済が成長すれば
それで返せるんだけど、予測を間違うとか、バブルのように実体経済がついてこない状況だと
破たんする。