専門解説編から抜粋

 (5) 実数と自然数

 ここで注意すべきことがある。
 「実数としての自然数」というものがある。それは、10進法で示すと、
     17.0000000……
 のように、小数点以下がすべて 0 である実数である。
 この数は、連続濃度の空間における自然数である。
一方、可算濃度の空間における「17」という自然数もある。この両者は、まったく別のものである。
 可算濃度における「17」は、アトムである。
一方、実数としての「17.0000000……」は、無限小である。
両者はまったく異なる。1対1の対応を付けることは可能だが、ともかく、本質的に異なる。