世界の真理を明らかにしたい、と意気込んで物理学科にいった友人がいるが、本当に真理を明らかにしたいのであれば、物理学など修めずとも、素直に自然を見ればいいと思う。
僕は馬鹿なので、n次元の図形なんてさっぱり見えないが、数学を使うとある程度は分析することができる。最初からn次元が見えれば、恐らく幾何学なんていちいち学ばなかったと思う。
そもそも科学は真理など希求しているだろうか。数学を基礎とした科学を通じて出てくる結果は、所詮は人間の不完全な認識に依拠するものであって、自然現象を近似的に表現しているにすぎない。
自然を支配する(と人間が思い込んでいる)法則を人間が理解するには、少なくとも有限回のプロセスですべての法則を表現し尽くせなければいけないが、それほど単純なものだろうか。