では、理解と言う現象の縁起を考えてみよう。
これは心理学の定説だが、人間は自分の生存に関係ないと思うことは認識すらしないというものがある。(当然理解も無い)
多くの人間が数学や法律に無知なのは「自分の生存に関係が無い」と思っているからである。
しかし、実際は、そうでもなくて、我々の生存に数学も法律も大いに関連している訳である。
なので、結論から言うと、数学を理解するためには、数学の重要性を知る事がまず第一に重要になる。
そして、そのためには、やはり知識が必要なのである。
恐らく、欧米で数学が発達したのは、数学は神に通じる学問だという信念があった事と無関係ではあるまい。
つまり、欧米の知識人の間では、人生を左右するのは神であり、数学の完全性は神がおわす証拠であり、数学を学ぶ事は人生でもっとも大事なのだという信仰があったからで
そのお陰で数学が発達したともいえる。
一方、東洋では、数学と神学が結びつき難かった関係で、数学が発達しなかったということはあるかもしれない。
まぁ、そんなことはどうでもいいことで、現にこの私が、この世界の摂理に通じる為にはどうすればいいか。
ありとあらゆる物事を明晰に理解するための知性を手にするにはどうすればいいのか。
自分の生存はありとあらゆる物事の関連性で成り立っており、一件無関係に思える数学や法律も実は関係があるという洞察が成立するかどうかが
鍵となる。