Lispを使うのを廃したシステムにすれば、もっと速度が稼げるはずだ。
Lispが発明されMaximaが作られ始めた頃のコアメモリを使う計算機では、
メモリアクセスは演算に比べて同等程度に早かったが、今のVLSIを
基礎とする計算機では、メモリアクセスのコストはレジスタやキャッシュ
に対するものの百倍程度にはなる。つまり、Lispを使ってポインタを
手繰って処理するしかないやり方では、計算の速度はメモリアクセスの
レイテンシに律速されてしまう部分が大きいのだ。