コンヌの業績なんかは、純粋数学そのものというっより、純粋数学批判だと考えた方がいい。
数学のための数学、といったものだね。
ジョイスの小説のための小説や、ゴダールの映画のための映画のように、難解で、壮大だが、無意味なのだ。
弦理論への応用が期待されていたが、それも壮大な大ホラであることが明らかになってきている。
それは、モダニズムの偉大な成果に違いない。
しかし、そんな時代はとうの昔に過ぎてしまったのだ。
偉大なモダニズムが生きながらえているのは、数論幾何だけと言っていいだろう。
現在の流行は、力学系や確率論のように、計算機の援用や、物理学、生物学への応用を意識した、ソフトな分野にシフトしているといっていいだろう。
偉大なモダニズムの伝統にしがみついて、純粋数学者を気取るのもいいだろう。
しかし、その先にはなにもないのである。