>>657
原書を洋書の意味で使ってる例(青空文庫)
他にも一杯あるが面倒なので2例のみ挙げる。

解剖室
三島霜川
http://www.aozora.gr.jp/cards/000022/files/410_22625.html

「然(さ)うかね。」と振返ツて、「何うも今日の寒さは少し嚴しいと思ツたよ。」
 と熱の無い口氣(こうき)で謂ツて、もう冷たくなツた燒肉(ビフテキ)を頬張るのは、
風早(かざはや)といふ學士で。彼は今晝餐(ひるげ)を喰(や)ツてゐるので、喰りながらも、
何か原書を繰開(くりひろ)げて眼を通してゐる。

血液型殺人事件
甲賀三郎
http://www.aozora.gr.jp/cards/000260/files/43420_16914.html

「ええ」と又ためらいながら、「先生の寝室へ這入ったのは初めてですから、
鳥渡好奇心を起しまして、暫く、といってもホンの一二分ですが、室内を眺めました」
「眺めただけですか」
「珍らしい原書や、学界の雑誌が机の上に積んでありましたので、鳥渡触りました」
「本だけですか」
「ええ、他のものは絶対に触りません」