代数的整数論 020
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0076Kummer ◆g2BU0D6YN2
2010/05/19(水) 22:39:32FinAb を有限アーベル群全体の圏とする。
p を素数とし、n ≧ 1 を有理整数とする。
G を位数 p^n の巡回群とする。
このとき G は FinAb の単射的対象(過去スレ019の759)ではない。
証明
G が単射的対象として矛盾を導く。
m を m > n となる有理整数とする。
H を位数 p^m の巡回群とする。
単射 m:G → H がある。
G は単射的対象であるから e:H → G で em = 1_G となるものがある。
よって Ker(e) は G の直和因子である。
よって >>75より Ker(e) = 0 または Ker(e) = H である。
Ker(e) = 0 とすると p^m ≦ p^n となり矛盾である。
Ker(e) = H とすると e = 0 となり 1_G = em = 0 である。
G ≠ 0 だからこれは矛盾である。
証明終
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