総評:難
高等教育機関で要求されている微積分・確率・不等式評価・整数論の要素が
融合されており、ぶっつけ本番が主体のFラン受験生には、問題の意図をくみ取る段階で
挫折したものも少なくなかっただろうと思われる。

(1)
二行目の積分の数式に圧倒され、解答を放棄した受験生も予想されるが
落ち着いて回答することが望まれる。合格を左右する問題になったと思われる。
(2)
積分の本質を理解していれば即答できる。
また、無闇にXを文字式で表そうと計算するのは、ここの受験生の学力では避けるのが無難だろう。
(3)
様々な数学能力を検討される良問である。
aとbの対称性に着目した受験生は皆無であろう。
実際にサイコロを降り出す受験生も予想されるが、本質的な解答には結びつかないだろう。
また、ゆとり教育の影響で台形の面積の公式が指導要領には組み込まれてはいないが、
本問ではその理解による影響は受験層を考慮すると少ないだろう。