命題
Ab をアーベル群の圏とする。
Q を有理数全体のなす加法群とする。
Z を有理整数全体のなす加法群とする。
このとき Q/Z は Ab の単射的(>>759)な対象である。

証明
μ:Q → Q/Z を標準射とする。
n ≠ 0 を任意の有理整数とする。
a と b ≠ 0 を有理整数とする。
μ(a/b) = nμ(a/nb) である。
よって、Q/Z は Z-加群として可除(>>764)である。
よって、>>771より Q/Z は単射的である。
証明終