代数的整数論 015
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0387Kummer ◆g2BU0D6YN2
2009/12/01(火) 21:12:260 < δ < min(r, 1/C, r/(M + Cr)) となる δ を選ぶ。
J = I(t_0, δ) とおく。
ここで、I(t_0, δ) = {t ∈ R; |t - t_0| < δ}
δ < r であるから J ⊂ I(t_0, r) である。
BC(J, E) を J から E への有界な連続写像全体のなすノルム空間とする。
過去スレ007の174より、BC(J, E) はBanach空間である。
B = {x ∈ BC(J, E); |x - x_0| < r} とおく。
ここで、x_0 は定数写像と見なしている。
x ∈ B に対して t ∈ J のとき
T(x)(t) = x_0 + ∫[t_0, t] f(s, x(s)) ds とおく。
T(x) は J から E への連続写像である。
s ∈ J のとき |x(s) - x_0| ≦ |x - x_0| < r であるから
∫[t_0, t] f(s, x(s)) ds は意味をもつことに注意する。
|T(x)(t) - x_0| ≦ |∫[t_0, t] f(s, x(s)) ds| ≦ M|t - t_0| ≦ Mδ
よって、T(x) は BC(J, E) に属し、|T(x) - x_0| ≦ Mδ である。
t ∈ J, x, y ∈ B のとき
|T(x)(t) - T(y)(t)| = |∫[t_0, t] (f(s, x(s)) - f(s, y(s))) ds|
≦ C |t - t_0| |x - y| ≦ Cδ|x - y|
よって、|T(x) - T(y)| ≦ Cδ|x - y|
δ < min(r, 1/C, r/(M + Cr)) より、Cδ < 1 かつ Mδ < (1 - Cδ)r
よって、>>381より、T(x) = x となる x ∈ B が一意に存在する。
(続く)
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています