数学の本 第34巻
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0484132人目の素数さん
2009/09/11(金) 12:32:46原田耕一郎先生の『群の発見』で話題となったシリーズ「数学、この大きな流れ」。
いったい、2冊め以降は出るのか、シリーズはもう終わったのか、など期待と励ましとご叱正を重ねてきた本シリーズですが、お待たせしました。
この11月に、ついに第2冊目が出ます。その後も、期待に応えられるよう、努力してまいります。
さて、第2冊めは、久しぶりの刊行に相応しい、黒川先生の「リーマン予想」に関する決定本を刊行します。
当初は、書名を『ピタゴラスの夢、ζの夢』と案内してきましたが、今回『リーマン予想の150年』という書名に変更し、
文字通り、リーマン予想が1959年に提起されて今年で150年になりますが、この150年のリーマン予想解決に向けた大きな流れを振り返ります。
リーマン予想について、簡単に紹介しておきます。ドイツの数学者リーマンが1959年に発表した仮説で、
「ゼータ関数の虚の零点はすべて実部1/2の直線上にある」
というもので、いまなお数学の未解決問題です。ここでいうゼータ関数とは、
のことをいいます。一見すると、ζ(s)=0となる零点があるようには見えない関数ですが、s を複素数に拡張するといろいろと不思議なことが起こります。
このゼータ関数は素数を使って書き表わせることを数学者オイラーが見出したように、この問題は素数分布と密接に絡みます。
リーマンも素数の分布を調べるために、このような仮説を考えたのでした。リーマン自身はこの証明の道筋に気がついていたとも言われていますが、
150年たった現在も、未解決問題の頂点にあるといっても過言ではないほど、数学者の間では超がつく難問とされています。
ある意味では、先般解決したフェルマー予想や佐藤−テイト予想は、このリーマン予想の解決の入り口付近にあるといってもよいかもしれません。
そんなリーマン予想に関して、第一人者である黒川信重先生が、この150年を振り返り、かつ解決の見通しを書きました。
ヴェイユ、グロタンディーク、セルバーグ、ドリーニュ、コンヌなど、数学史に刻まれた巨人たちがみなこの問題に取り組んでいますが、
解決にいたらなかったのはどこに問題があったのかなど詳細に解説しています。まさに、リーマン予想に関する決定版とも言える本です。
ご期待ください。
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