ある研究者のブログから抜粋


さて、当時のぼくには、どうしても証明を理解したい定理があった。
それは、次のものである。

「自然数n以下の素数の個数をxとすると、n≦(4のx乗)、である」

これは、素数の個数を評価する式で、最も初等的なものである。
証明したのは、天才エルディーシュ。この定理と証明を本で見たのだけれど、
証明にかっとんだ点があって、どうしても理解でなかった。
それで中学の教師に質問したが、その人の実力ではわかるはずがなかった。
高校の数学教師などひどいもので、この問題を質問してからぼくを避けるようになった。
まったくもって、孤独だった。思えば、著者自身に手紙を書けばよかった。
今のようにネットがあれば、誰かが親切に教えてくれるのにな、などとくやしく思う。