私は、ある大学で純粋数学を専攻していました
1学年5名程度のゼミですし、専門が浮世離れしている整数論でしたので、将来は大学教授に
なる人たちばかりです。
就職する人は毎年一名いるかいないか程度の学者集団でしたが、そのときに、学問をこころざすものの
厳しさを知った例を紹介します。
1.プロは自分で一から考えなければいけない
学部3年の専門課程のある授業にはじめて出たときに、開口一番、教授曰く
「私の授業に出てくるようでは、君たちの将来はない。自分で考えられない人たちが、
過去の先人の結果を、私の授業に聞きに来ている。専門家として新しい分野を切り開く
ことを目指して、人類未解決の問題を解こうと思うなら、授業に出ないで図書館等で
構想を練りながら独創的なアイデアを生み出していくものだ。」という厳しいものでした
2.プロは人と同じことをしてはいけない
同じく、学部長からの挨拶では、「人類未解決の問題を解いて歴史に名を残す気概のない
人間は出て行け。」というこれも厳しい言葉でした。
3.プロは専門分野でいい加減な回答をしてはいけない
必修科目の試験で下が、計6門会って1門が25点、60点以上が合格ということでした。
要するに3問解ければ良いのです。しかし合格率は2割程度で、8割は不合格でした。
何故か、恐ろしい仕組みだったのです。...