系1.16(i) S が任意の実数について成り立つならば,任意の超実数について成り立つ.
(ii) S がどの実数についても成り立たないならば,どの超実数についても成り立たない.

証明 S を x_1,......, x_n に関する式系とし,
式系 x_i = x_i ( 1 < i < n)もしくは式系 x_i ≠ x_i ( 1 < i < n)を考えれば良い.

系1.17 f を n 変数実函数,c_1,......, c_n を実定数とする.
f(c_1,......, c_n)が定義されているならば f(c_1,......, c_n) = f^*(c_1,......, c_n)

証明 f(c_1,......, c_n) = c とし,式系 f(c_1,......, c_n) = c, x = x を考えればよい.

これより,通常は f^* の * を落として, c_i が実数或いは超実数であるとき,
f^*(c_1,......, c_n) を単に f(c_1,......, c_n) と表す.
系1.17より問題は混乱は起きない.

命題1.18はあまり重要そうではないので省略.要するに,公理 B を
「R^* が R の拡大体であり,R の順序 <^* が三者択一の法則を満たす」
( <^* は実函数に関する不等式の自然延長を考えるときの R^* での順序)と弱めても良いという話.
今後,通常は <^*,≦^* の * を省く.