文系なりに数学科の基礎的内容が4年で終わるかを分析してみたい。

念のため、言っておくとこれは288への助言とかではない。288にしても
文系の意見など不愉快なだけだろう。

さて、4年で数学科の必修内容が終わるかといえば、どう考えても無理でしょう。
これは明らか。岩波の基礎数学選書の「環と加群」600ページ超を読むのには
半年以上かかった。それで、1月もすると内容のかなりの部分が忘れてきている。
あと2回は復習しなければほぼマスターの域には達しないだろう。
そうすると、全体で1年はかかる。この数字はおおかたの人の同意が得られる
とおもう。

復習をふくめ、最低でも古典解析に延べ1年、線型代数に延べ半年は必要。
実、複素解析に延べ1年。群論は少なめにやったとして、延べ半年。
幾何も概論的にやるとしても半年、位相幾何か代数幾何あるいは微分幾何の
どれかをそこそこやるとして半年。

ここまでで、一応学部の最低線は確保できるだろうが、
1(古)+0.5(線)+0.5(群)+1(環or代数系のどれか)
+0.5(幾何概論)+0.5(幾何)+1(実・復)=5年(オーバーしている)

この勉強の間に、数学史、基礎論ほかガロア理論とかやらねばならない。