現代数学の立場では、 負の数やゼロを簡単に用いても良いでしょう。
ところが小中学生は負の数やゼロを、最初から理解しているとは思えません。
最初は物の個数を表す自然数を用いて説明すべきであって、それが基本的な数の使用法です。
現実の世界に負の数が出てくる状況はほとんどありません。
ゼロも、基準となる0と物理的な0の違いを明確にしないと、誤解の原因になります。
例えば水の凝固点を0度としますが、これは基準となる0です。
物理的な0は絶対零度である-273度であって、それより低い温度はありません。
海抜0メートルと言いますが、これも基準となる0です。
物理的な0は地球の中心点であって、それより低い地点はないのです。
誤解を避けるためには、負の数の計算規則は自然数の計算規則から導くべきです。