問題意識として、いたるところ稠密に穴の開いた物体の面積をどう測る
か、というのがある。ここでジョルダンの意味での内測度は使えない。

しかし完全加法性を前提とすることにより、外測度概念(物体および
その補集合の外測度)だけで物体の面積を測ることができるように
なった。これにより冒頭に上げた複雑な物体の面積を確定することが
できるようになった。(ただ、稠密に穴のあいた物体の場合は、面積
というには形状があまりにも複雑であるだからこれを測度という。)

だからルベーグの意味での内測度というのは、本質的な(オリジナルな)
概念ではなく、ジョルダン測度とのアナロジーとして、そういうもの
も外測度を用いてこのように構成できますよ、という類のものなのでは
なかろうか。

#しかし、これまでの議論って、しっかり「ルベーグ積分30講」にも
#書いてあるんだよな