(2)について:
ある正の無限小超実数εに対して、

0.999…=1−ε

となるように無限小数展開が定義されたとする。このとき、たとえば
x=0.999…+0.999…とおいたとき、xの無限小数展開はどうなるのか?
我々には2つの選択肢がある。

(i)xの無限小数展開は定義しない
(ii)頑張って定義する

(i)の場合:これは、「無限小数展開された2つの数を足すことで得られる数が、
再び無限小数展開可能とは限らない」ということを意味する。不自然である。

(ii)の場合:0.999…=1−εを代入すれば、x=2−2εとなるから、xは
「2より無限小だけ小さい数」ということになる。よって、x=1.999…と
定義したいものである。ところが、もし1.999…=1+0.999… という等式を
認めるならば、1.999…=2−εとなるから、2−2ε=x=2−εとなり、
ε=0となって矛盾する。すると、我々は次の2つの選択肢を得る。

[1]x=1.999…と定義し、1.999…=1+0.999…という式は不成立とする。
[2]x=1.999…という定義は失敗。別の定義を探す。

[1]の場合:不自然すぎる。
[2]の場合:じゃあ、どうやってxの無限小数展開を定義するのか?
       少なくとも俺は、自然な定義を知らない。