ゆうゆうたるや天壤、りょうりょうたるや古今、五尺の小躯を以て
此大をはからむとす。ホレーショの哲学ついになんらの
オーソリティを値するものぞ。万有の
真相は唯一言にしてつくす、いわく、「不可解」。
我このうらみをいだいて煩悶、ついに死を決するに至る。
既に巌頭に立つにおよんで、胸中なんらの
不安あるなし。始めて知る、大なる悲観は
大なる楽観に一致するを。