暗号数学について語ろう。ROUND 3
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0327132人目の素数さん
2007/08/16(木) 10:33:581. 現実には量子系は古典系と相互作用する。相互作用は理論的にはすべて
考慮できるが、それが現実の装置と対応するかはだれも解らない。
これで理論物理と実験物理に頻繁にギャップが起こる。
2. 物理の世界で閉じていれば、たとえそうであっても、解釈の問題ですむ。
しかし、これがある技術的な機能を実現するミッションが与えられると、
理論の機能を現実化する必要がある。
3. 量子系は対象となる自由度1の系をヒルベルト空間で記述する。
多自由度になればテンソル積ヒルベルト空間となる。原理的にはヒルベルト
空間で記述できる内は量子力学の範疇である。たとえ、decoherenceを考えたと
しても。この上でデザインされた量子プロセッサー機能を現実に装置化すると
しても、量子状態をどのような物理系で実現するかによって、構造や相互作用系
が全く異なる。したがって、ヒルベルト空間上で成立したとしても、それが
現実の装置になるという保証はゼロに近い。(ほとんどの論文が紙くずになる)。
これで首になった。
4. 暗号系を考えよう。まずAとBとEを想定する。情報はビットであり、
実在している。3者を納めたフレーム内で実在する1.0を使って暗号機能を
設計するとしよう。このフレーム内で設計されたものは、技術的難易度は千差万別
だろうが、1.0の実在を使って設計しているのだからかなりの確率で実現できる
(100%とは云わないが)。だからといって設計者の意図した安全性が
保証されているわけではない。
5. 暗号では、このフレームの想定外も考慮することがある(サイド、タンパーなど)。
物理系で云うと外界との相互作用である。このときはどんなフレームワークにすべきかの
判断が難しい。これは統計力学のモデルと似てくるので、理論と実装の差はそう簡単には
埋まらないかもしれない。上記の物理よりはまし?・
6. 以上より、物理系よりは、離散系の数理は紙くずが少なくなる。
暗号で物理屋を信じたらいかん。繰り返すが、数理だけでがんばろう。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています