>>187
杉浦の解析入門は「学力低下対策本」として企画されたからな〜

小平が『怠け数学者の記』で指摘しているように、70年代には
学生の学力低下が大きな問題になっていた。具体的にいうと、
高木の解析概論のような教科書の行間をきっちり埋めて読むことが
出来ない学生が増えた。

そこで、「読めば誰でも理解できる」ことを目標として
杉浦の解析入門が書かれた(初版は1980年)。

しかし、その後も学力低下は悪化する一方で、90年代になると
そもそも硬い本を読めない学生が増えた。そこで、新たな
学力低下対策本として、「頭を使わずに短期間で読破でき、
なんとなく判った気分になり、典型的な計算問題の解法を
習得できる」ような本が大量生産されるようになった。