【崩れの墓場】京都大学数学教室/数理解析研究所D6
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0007132人目の素数さん
2006/10/19(木) 08:51:07数学科というのは、多くの場合数学者を目指す若者が集まる。 そうでない
大学もあるが、ここでは考えない。数学者のポストは数学科の定員よりも
うんと少ないのだから、当然将来数学者になれる可能性のある「優秀な
学生層」と、そうでない「番外学生層」に別れる。 この分類は、大体大学院
重点化で大学院修士課程の定員が倍増する以前のレベルで考えて、
どこかの大学院に入れる学生と、どこにも入れずに民間会社等に就職
する学生という基準で分類される。 旧制大学の時代ならともかく、大学院を
出ずに数学者になれるのはよほどの天才か、さもなくば何かの間違いで
しかない。ちなみに私は何かの間違いで数学者になったクチである。
「優秀な学生層」はさらに優秀さの順に一番手、二番手、三番手に別れる。
しかし将来数学者として成功するかは、この順位はあまり関係ないようで
ある。私の経験と人から聞いた話を総合すると、どうやら「一番手はズッコケ、
二番手が偉くなり、三番手は(運が良ければ)そこそこ行ける」という法則が
あるらしい。 学生時代には「こいつだけには逆立ちしてもかなわん!」と
思ったカミソリのような学生が何人かいた。こういう奴が将来フィールズ賞
なんぞを取るのであろうと思ったりしたものである。ところが、大学を卒業
して10数年してから、彼または彼女の消息を聞くと、数学者になれなかった
とか、数学者にはなれたが、学生時代のまぶしい程のきらびやかさを
知る者にとってはいまひとつの状態であったりする。いっぽう、「フィールズ
賞候補生」に圧倒されて影の薄かった二番手学生が、何だかとても偉く
なってしまって元気一杯であることも少なくない。
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