52枚のカードから最初に1枚引いたカードがダイアである確率は当然4分の
1。しかし、残りのカードから13枚引いたらそれが全部ダイアだった場合、
当然最初のカードはダイアではないことになる。

じゃ4分の1ではなかったんだ……と考えるのは早計。

そもそも「確率4分の1」とは、4分の1の確率で最初に引いたカードがダイ
アであると言っているだけであって、逆に言えば4分の3の確率でそれはダイ
アではないということも言っているのだから、あとで13枚引いたカードが全
部ダイアだろうと、最初の「確率4分の1」が間違っていることにはならない。

つまり「結果として間違っている」ことは、何も「確率4分の1」を否定する
ことには全くならないのである。

例えば何も13枚引かなくたっていい。カードを選んだら「これがダイアであ
る確率は4分の1」と宣言して、すぐさま表を見ればいい。それがクラブだっ
たら、もちろんダイアではないからはずれたわけだ。しかし「確率4分の1」
が的外れだったわけではない。それを何度も繰り返せば4回に1回はダイアが
出てくることが証明されるだろう。

もちろん、最初に13枚カードを引いてそれが全部ダイアだった場合、さらに
カードを引いてそれがダイアである確率はゼロである。4分の1ではない。な
ぜなら、この場合は何度やってもダイアが出てくることなどありえないからで
ある。

あとで引くのが3枚でも理屈は同じことだ。したがって10/49は当然間違
い。52枚から最初の1枚を引いてダイアが出る確率は当然確率は4分の1で
あって、あとからダイアが何枚出てこようと関係ないのである。