学者仲間が鴨を狩りに行った。
しばらく歩いて鴨を見つけ、哲学者が銃を構えるが
「私は鴨を鴨と認識しているが、あの鴨はわたしをわたしと認識しているのだろうか」
そんなことを話しているうちに鴨は逃げてしまった。

またしばらく歩いて鴨を見つけ、物理学者が銃を構えるが
「弾丸の速度、鴨が気づいて逃げるまでのタイミング、風を考慮して計算すると・・・」
そんなことを話しているうちにまた鴨は逃げてしまった。

再び歩いていると、次の瞬間、黒い物体が頭上を飛び去ったかと思うと
数学者がそれに向かってすかさず発砲し、どこかでドサッとそれの落ちる音がした。
そうして数学者が言った。「おい、鴨だったかどうか見てきてくれ」