>>23,>>26,>>31,>>34

 その日、少女は午後8時にクラブ、「グロタン」に出勤した。
クラブ、グロタンは歌舞伎町でも1、2を争う質がいい高級クラブとして有名だ。
その日の勤務は午前3時まで。それまで、少女は政治家、1流大学教授、
企業の社長など、表舞台では「勝ち組」と呼ばれる人たちを相手にする。
クラブのオーナー、柏木千佳は、面接に来た少女を見てすぐに、少女の素質を見抜いた。
千佳は少女に一目置いていた。即、少女を採用し、簡単な接客のテクニックを教え、
少女に後は好きにやっていいわ、と少女に自由にやらせていた。
グロタンで働くようになってすぐ、少女は頭角を現した。少女は入社して、
3ヶ月後にはグロタンでNo.2座に踊りでていた。

(続く)