代数的整数論 #003
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0560Kummer ◆g2BU0D6YN2
2006/08/09(水) 15:54:26B を整域で、K をその商体とする。
B は次の性質 (*) を持つとする。
(*) x ∈ K - B なら 1/x ∈ B となる。
このとき B は局所環である。
つまり、ただ1つの極大イデアルをもつ。
証明
性質 (*) から B の 0 でない単項イデアル全体は包含関係で
全順序集合となる。
つまり、x と y を B の非零元とすれば xB ⊂ yB か yB ⊂ xB の
どちらかに必ずなる。
このことは K の元 x/y に性質 (*) を適用すれば明らかである。
さて、P = {x ∈ B; xB ≠ B} とおく。
P がイデアルになることは、上で述べたこと、つまり
B の 0 でない単項イデアル全体が包含関係で全順序集合になることを
使えばあきらかである。
P は B の非可逆元全体だから B のただ1つの極大イデアルである。
証明終
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