人間性に問題がなかったらなれてた可能性はあるな。

自分が無能だと分かっている人間は、一歩でも有能な人間に
近づこうと努力する。
 無能人間には限界がある故、足りない部分を人間関係スキルで
補う必要がある。学問の「場」をうまく渡っていけること、
例えば有力な人物にゴマをすったり、とりいったりすること、こうし
たことも知恵の一つである。無能かつ人に好かれない人間がどうして
評価されようか。

山口人生の悲劇は、無能であるにも関わらず天才と思い込んでしまった
ところにある。

山口は人に意見を求めない、山口は人が意見しても聞こうともしない。
一般レベルより遥か高見に突き走り過ぎてるから、自分は理解されないの
だと山口は言う。遥か高見にいるから、人と関わりを持たなくても良いと言う。
世間一般の方こそ高見に登って来いと言う。
しかし、現実は逆だ。どうにか一般社会に追いすがろうとしているのは
山口の方であり、山口を忌み嫌って「シッシッ」と遠ざけている
のが一般社会の方である。
山口はバカの蟻地獄に転がりこんでジタバタやっている。山口が足掻けば
足掻くほど、社会的評価、学問的評価、は遠ざかっていく。

山口は自己の無能を認めれば助教授になれていたかもしれない。皮肉な話
である。山口人生は助教授というポストを捨てた変りに
天才(と思い込む)地位を手に入れた。