下品と品格がないとは大分違う感じがする。
下品というのはあえてそう振る舞っている感じがする(いわば確信犯)のに対し
品格がないというのはまったくの無能力を連想させ、より望みがない。
正彦は序文で品格のない自分が国家の品格を論ずることに対して
読者に許しを乞うているが、アイロニーで品格のなさを糊塗しようとするのは
姑息である。