1-4 kを無限体、F∈k[x1、x2、・・・xn]とする。FがA^n上恒等的にゼロである時、
Fはゼロ多項式である事を示せ。

帰納法による証明

�@F∈k[x1]の時は明らか。(無限個の零点を持つ一変数多項式はゼロ多項式のみ)

�AF∈k[x1,x2,・・・x(n-1)]の時主張が成り立つと仮定する。

�BF∈k[x1,x2,・・・xn] とする。Fが恒等的にゼロでゼロ多項式でないとして矛盾を導く。

Fはゼロ多項式でないので、xnに関して整理する。ゼロでない係数ci(xnのi次の係数)をとる。
ci∈k[x1,x2,・・・x(n-1)]なので仮定によりciは零点でない点(a1,・・・,a(n-1))を持つ。
(a1,・・・,a(n-1))をFに代入すればk上のxnの多項式F’がえられる(F’はゼロ多項式でない)。
F’はk上の一変数のゼロでない多項式なので、零点でない点anを持つ(零点は有限、kは無限体)。
(a1,・・・,a(n-1),an)はFの非零点。これはFの定義に反する。