読み方次第です。カント研究者でも意見はいろいろでしょう。
最近では、柄谷行人という人が、カントが非ユークリッド幾何学の
可能性を射程に入れていた、という議論を展開してます
(柄谷行人「トランスクリティーク」参照)
また、http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~suchii/sci-hyp.htmlも
ポアンカレの話ですが、参考になるかならないか、わかりませんが…
ガウスがすでに非ユークリッド幾何学の成立を知っていて
公表しなかったというのは有名な話ですが、カントに関して言えば
「科学的認識」がいかに成立可能か、ということを問題にしたのであって
別に非ユークリッド幾何学や量子力学が新たに科学として現れても、
「科学的認識」の問題は残るわけで、それに照準を合わせている
カントの議論が誤りである、とは言えないと思います。