情報数理の基礎―関数解析的展開 梅垣 寿春 (著)

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瑞々しい本だ。 2004/08/01

フーリエ解析とかの解説を応用を中心に解説した実解析の入門書です。
私が最初にこの本を手に取ったときに『新進気鋭の学者がいたものだ』と
思ったのですが…。80歳を超える大家が書いた本というからびっくりだ。
先ず、非常にコンパクトで、核心をついている。序章は読まないなら読まないでいいが、
普通の数学書の自己満足にあふれた『序章』に比べ格段に読む価値がある。
ラドン変換がCTの発明に繋がった過程を数式で追った後、
『今の数学者には未来志向が足りない』という趣旨のメッセージが書かれていた。
これからの数学者は梅垣先生のように『未来志向』になるべきだと思う。
そういう力強さを身に着けることが可能な本だとおもう。